大谷0封&50号HRも台無し ロバーツ監督苦言「(救援は)自信がない」「電話鳴れば自分の投球を」
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地フィリーズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。8回に今季50号ソロを放った。メジャー史上6人目の2年連続50号。投手としては5回無安打無失点の好投を披露し、この試合で50奪三振、50本塁打の「50-50」も史上初めて達成した。しかしチームは6-9で敗北。デーブ・ロバーツ監督は「明らかに自信がなくなっている」とブルペン陣に苦言を呈した。

本拠地フィリーズ戦
米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は16日(日本時間17日)、本拠地フィリーズ戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。8回に今季50号ソロを放った。メジャー史上6人目の2年連続50号。投手としては5回無安打無失点の好投を披露し、この試合で50奪三振、50本塁打の「50-50」も史上初めて達成した。しかしチームは6-9で敗北。デーブ・ロバーツ監督は「明らかに自信がなくなっている」とブルペン陣に苦言を呈した。
大谷は投げては5回ノーヒット投球を披露。8回には50号ソロをかっ飛ばした。しかし、投手陣がそれら全てを台無しにした。大谷降板後には2番手ロブレスキが1死しか取れず5失点。マーシュに逆転3ランを浴びて降板すると、3番手のエンリケスもソロを被弾。4-6とあっという間に大谷の白星が消滅した。
それでも大谷は8回、ロバートソンの内角球を右翼席へ430フィート(約131メートル)の特大弾。ドジャースタジアムは大興奮となった。この流れに乗ってドジャースは6-6の同点に追いつくが、9回にトライネンが9番マルシャンに決勝3ランを被弾した。
大谷の奮闘が報われない試合展開。ドジャースの地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」の試合後番組では、デーブ・ロバーツ監督の会見の模様が伝えられた。リリーフ陣の様子について、淡々とこう語っている。
「明らかに自信がなくなっている。みんないい投球をしたいと思っていて、そのような機会が欲しいと思っているが、必要な時にいい投球ができていない。私としては才能は信じているが、彼らは持つべき自信を失っていて一貫性がない。地区優勝を果たしたチームは打席で粘ってくるので、良い投球をし続けないといけない。それができなければ相手は点を取ってくる」
苦言を呈した指揮官だが「経験がある選手も多いし、今シーズン調子がいい選手も、若い選手もいる。だから好転する時は来ると思う」とこの状況が変わることを信じている様子。「選手たちは過去のことはすぐ忘れるべきだ。そこに苦労していると思う。今日はまた新しい日だから新たな気持ちで登板して、自分の意志を貫き、失敗を恐れずアグレッシブになるべきだ」と、気持ちの切り替えの重要さを語った。
「チーム一体として彼らをそこに持っていく必要がある。役割分担は決まっていないので、(ブルペンの)電話が鳴ったら自分のピッチングをするだけだ。機会を与えられたら気持ちよく出て行って戦うだけだ」。指揮官はこうも説いていた。
(THE ANSWER編集部)
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