カーリングの日本代表決定戦

　カーリングの日本代表決定戦第2日が12日、北海道の稚内市みどりスポーツパークで行われた。女子で五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレはSC軽井沢クラブ、フォルティウスに連敗して予選リーグ通算2勝2敗となった。

　2018年平昌五輪銅メダル、2022年北京五輪銀メダルのロコ・ソラーレが、まさかの連敗を喫した。

　11日に連勝と絶好スタートを切って迎えた2日目。午前のSC軽井沢クラブとの試合は最終第10エンド（E）、スキップ藤澤五月のラストショットがミスとなって4-5で敗れた。

　午後のフォルティウス戦でも流れを取り戻せない。3-2と1点リードの第6Eに3点奪われて逆転を許し、第8Eも藤澤のラストショットが精度を欠いて1点スチールされた。第9Eに3点奪って同点に追いつく粘りを見せたものの、不利な先攻の最終第10Eに失点。6-7で連敗となった。

　三つ巴の代表争いで、ロコ・ソラーレは予選リーグ通算2勝2敗となった。1勝2敗のフォルティウスと2勝1敗のSC軽井沢クラブが、午後6時から対戦。全チームが2勝2敗で並ぶ可能性がある大混戦となった。

　3チームが2勝2敗で並んだ場合はドローショットチャレンジ（DSC）で順位を決定。2、3位はタイブレークで決定戦進出チームを決める。午後6時からの試合でSC軽井沢クラブがフォルティウスを破った場合は、SC軽井沢クラブとロコ・ソラーレが決定戦を戦う。決定戦は予選リーグの勝敗を持ち越し、先に3勝した方が代表となる。

　代表は12月開催予定のミラノ・コルティナ五輪世界最終予選（カナダ・ケロウナ）に出場。残り2の出場枠を勝ち取れば、そのまま五輪代表となる。