ハトが“40秒間のロングラリー” 全英乱入でファン反響「困った鳥ちゃんだこと」
3日に開幕するテニスのウィンブルドン。本戦切符をかけて行われた予選の日本選手の試合にハトがコートに舞い降り、40秒間にわたって芝生を舞った。
ハトも魅了するウィンブルドン…予選乱入、ネット上に着地で観客苦笑い
3日に開幕するテニスのウィンブルドン。本戦切符をかけて行われた予選の日本選手の試合にハトがコートに舞い降り、40秒間にわたって芝生を舞った。しまいにはネット上にとまり、ひと休み。大捕り物となった白熱の“ロングラリー”を大会公式ツイッターが動画付きで紹介し、「困った鳥ちゃんだこと」とほほえましい反響がファンに広がっている。
珍客がやってきたのは、29日に行われた予選1回戦、加藤未唯―アモンディーヌ・エス戦だった。
エスが1-0とリードして迎えた第2セットの第7ゲーム。加藤のサービスの場面で突然、エスは後ろを振り返って左手を挙げ、タイムを取った。エス自身には異常もないのに何事かと思いきや、次の瞬間、コート上に颯爽と現れたのは……ハトだった。
スタンドがどよめく中、バタバタと羽根をはためかせた1羽は、エス側のコートにひらりと着地。思わぬ乱入者にエスは近寄ってラケットで振り、追い払おうとしたが、ここから予期せぬ“ロングラリー”が始まった。
ハトは一度は飛び上がったが、すぐさま芝生に逆戻り。今度は男性スタッフが追いかけたが、走ったり、飛んだりして逃げ続け、スタンドの前を舞って再び、ハッセの前に着地。しまいには、とまりやすい逃げ場所と思ったのか、コート中央のネット上に舞い降りた。これには思わず観客も声を上げ、苦笑いするしかなかった。
最終的には男性スタッフ2人がかりで追いかけ、40秒間の大捕り物の末、ハトは再び颯爽とコートから羽ばたいていった。