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バレー日本女子が涙、47年ぶり決勝ならず 強豪トルコに1-3 佐藤は声詰まらせる「勢いが相手に消された」 7日に3位決定戦

バレーボールの世界選手権は6日、タイ・バンコクで女子準決勝が行われ、世界ランク5位の日本が同4位トルコと対戦。1-3(25-16、17-25、18-25、25-27)で敗れ、決勝進出はならなかった。7日に15年ぶりの世界選手権メダル獲得をかけて、3位決定戦に臨む。

トルコ相手にスパイクを打ち込む佐藤淑乃【写真:Volleyball World提供】
トルコ相手にスパイクを打ち込む佐藤淑乃【写真:Volleyball World提供】

バレーボール世界選手権・女子準決勝

 バレーボールの世界選手権は6日、タイ・バンコクで女子準決勝が行われ、世界ランク5位の日本が同4位トルコと対戦。1-3(25-16、17-25、18-25、25-27)で敗れ、決勝進出はならなかった。7日に15年ぶりの世界選手権メダル獲得をかけて、3位決定戦に臨む。

 パリ五輪で4強の強豪トルコ。今大会は予選の3試合すべてストレート勝ち。決勝トーナメント初戦でもスロベニアを3-0で下し、準々決勝では米国を3-1で破った。身長194センチを誇るエース、メリッサ・バルガスを擁する。時速100キロを超えるサーブが武器で、パリ五輪ではベストスコアラーに輝いている。

 この試合前までの日本とトルコの対戦成績は、日本の13勝11敗。直近の試合は今年7月のネーションズリーグ準々決勝で、日本が3-2のフルセットで勝利を収めている。

 日本のスタメンは主将の石川真佑、島村春世、宮部藍梨、関菜々巳、佐藤淑乃、和田由紀子、リベロの小島満菜美が名を連ねた。第1セット、1-1の場面でいきなり島村のブロックが炸裂。しかし2-2からバルガスがサービスエースを決めるなど、両者譲らない。しかし日本は中盤に島村のブロック、佐藤のバックアタックなどでリードを広げ、19-13の場面ではリリーフサーバーの山田二千華が見事なサービスエース。最後は24-16から相手のサーブがミスになり、日本が1セット先取した。

 第2セット、1-0の場面で佐藤がバルガスをブロック。しかしトルコもカラクルトらが得点し、日本がリードを許す展開になった。8-11の場面で和田がブロックを決めるなど食い下がるが、最後はバルガスに決められ17-25で奪われた。

 取りたい第3セットはトルコに先行を許すも、4-7から宮部のブロックアウト、相手のミス2つで追いつく。しかし中盤、トルコに6連続得点を許すなど一気にリードを広げられた。小島の好守、攻撃では和田、石川の奮闘もあったが、18-25でこのセットも落とし、後がなくなった。

 第4セットは終盤まで拮抗した展開に。19-17のリードの場面で、すでに20得点に乗せていた和田がサービスエース2連発。試合の流れを手繰り寄せたが、トルコも猛反撃。デュースに突入し、最後は押し切られた。逆転負けの試合後、コート上では関が涙。U-NEXTの試合後インタビューに応じた佐藤も悔し涙をこらえきれなかった。声を詰まらせながら「自分たちの勢いがだんだん相手に消されて……すみません。VNLでも同じようなところで負けて。でもまだ試合はあるので、切り替えて頑張りたい」と前を向いた。

 日本は銅メダルだった2010年大会以来のメダル獲得を目指す。1978年大会以来、47年ぶりとなる銀メダル以上は逃したが、この後行われるイタリア―ブラジル戦の敗者と3位決定戦で激突する。

(THE ANSWER編集部)


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