全米OPで大暴れのロシア選手に罰金620万円 判定に激怒し観客扇動→負けてラケット破壊…米紙報道
テニス全米オープンでは、連日熱戦が繰り広げられている。現地時間24日の男子シングルス1回戦では、世界ランク13位ダニール・メドベージェフ(ロシア)が同51位バンジャマン・ボンジ(フランス)に敗戦。カメラマンのコート侵入をキッカケに7分以上も中断する異常事態が発生していた。後日、観客のブーイングを煽ったメドベージェフに罰金が科されたという。米ニューヨーク地元紙「ニューヨーク・ポスト」が報じている。

ダニール・メドベージェフに制裁
テニス全米オープンでは、連日熱戦が繰り広げられている。現地時間24日の男子シングルス1回戦では、世界ランク13位ダニール・メドベージェフ(ロシア)が同51位バンジャマン・ボンジ(フランス)に敗戦。カメラマンのコート侵入をキッカケに7分以上も中断する異常事態が発生していた。後日、観客のブーイングを煽ったメドベージェフに罰金が科されたという。米ニューヨーク地元紙「ニューヨーク・ポスト」が報じている。
セットカウント2-0でボンジがリードした第3セットの第10ゲーム。ボンジがマッチポイントを握った状態で、ファーストサーブを放つもネットにかかった。その瞬間、カメラマンが誤ってコート内に入ってきてしまった。
主審はすぐさま「コートから出てください」とアナウンス。さらにファーストサーブのやり直しの判断を下すと、これにメドベージェフが猛烈に抗議した。主審に詰め寄ると、観客にブーイングをするように煽り、「主審はここにいたくなく、家に帰りたいようだよ」と中継カメラに向かって叫び、7分以上の中断。結果的にこのゲームはメドベージェフがブレークし、第3セットも奪取した。
試合はその後も乱戦となり、ファイナルセットの末、ボンジが勝利。メドベージェフはベンチにラケットを激しく叩きつけて破壊していた。
同紙は「ダニール・メドベージェフ、コート上での激怒により4万2000ドル(約620万円)の罰金を科される」との見出しで記事を掲載。「スポーツマンシップに反する行為で3万ドル(約440万円)、ラケット破壊で1万2500ドル(約180万円)の罰金を科された」と内訳を明かした。罰金は「メドベージェフが受け取る賞金の38%にあたる」という。
(THE ANSWER編集部)
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