大谷へヤジ飛ばし続けたパドレスファン

　24日（日本時間25日）の米大リーグ・パドレス戦で、ヤジを浴びせ続けてきたファンとハイタッチして話題となったドジャースの大谷翔平。当のファンはその日、家族からも非難されていたようだ。ドジャース専門メディアの取材で明かした。

　大谷はこの試合、5点リードの9回1死から、松井裕樹投手が投じた高めの速球を右翼席へ運んだ。生還後、大谷はベンチ付近にいたパドレスファンとまさかのハイタッチ。これにはデーブ・ロバーツ監督、テオスカー・ヘルナンデス外野手らも笑みを浮かべていた。

　米専門メディア「ドジャース・ネーション」はこのファンにオンラインインタビューを実施。試合中にヤジを飛ばし続けていたサンディエゴ出身のビリー・ジーンさんは義兄弟や友人らと一緒に観戦。大谷との一連のやり取りで一躍時の人となり、娘から「パパ、この人たちに意地悪したんでしょ！」と言われたそうで、「ちがうちがう、そうじゃないんだよ」と説明したのだと笑って明かした。

　試合後には、大谷が「キスを飛ばして去っていったんだ」と明かしていたジーンさん。自身にとっても、家族にとっても忘れられない日になったようだ。