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ド軍から首位奪取パドレス、躍進ささえる「2.05」「5.33」 積極的トレード奏効をデータが証明

打線強化で反攻、補強選手の即戦力化が鍵に

 投手力だけでなく、攻撃面の強化も躍進を後押しした。トレード期限を前に、ラモン・ラウレアーノ外野手、ライアン・オハーン内野手、フレディ・フェルミン捕手を加えた後、パドレスの1試合平均得点は「5.33」に増加。補強前の「4.08」から大きく改善した。

 パドレス打線は8月、得点数でメジャー6位にランクインしている。主力でOPSが.800を下回るのは3人のみで、新加入のラウレアーノ(1.000)やフェルミン(.878)が活躍。オハーン(.676)は出場機会は限られているものの、重要な場面で何度か安打を放ち、ギャビン・シーツ(.804)は、リーグ屈指のピンチヒッターへと変身したと伝えている。

 こうした陣容の変化は、13日(同14日)のジャイアンツ戦での11-1の大勝にも反映された。フェルミンは休養、シーツは点差により出番がなかったものの、他の補強選手らが打線をけん引し、打線の厚みを見せつけた。

 デニス・リン記者は「アップグレードされたパドレス打線は、オオタニ・ショウヘイを擁するドジャース打線に勝るのか?」とパドレスが目指す地区優勝のライバルを意識。そのうえで「議論の余地はあるが、少なくともサンディエゴはマイケル・コンフォートに1700万ドル(約25億円)を支払ってはいない」と言及。今季からドジャースに加入したものの、開幕から打撃不振に陥るコンフォートを引き合いに出し、パドレスの補強戦略が奏功している点を強調していた。

(THE ANSWER編集部)


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