本拠地カージナルス戦

　米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は5日（日本時間6日）、本拠地でのカージナルス戦に「1番・DH」で先発出場。4打数2安打で12-6の勝利に貢献した。8回に全力疾走の内野安打を放つと、敵地実況ではまさかの願望が漏れた。

　8回の第5打席、大谷の打球は三塁前へのボテボテのゴロとなり、全力疾走で内野安打。カージナルスの地元、米ミズーリ州放送局「ファンデュエル・スポーツネットワーク・ミッドウェスト」の実況席では、まさかの言葉が口をついた。

　実況のチップ・キャレイ氏が「彼は大きな男ですが、一塁線へ飛ぶように走りました。この全力疾走を見てください。大きなストライドで速く走りました」と言えば、「明日（大谷が）疲れているといいですね」と解説のマーク・スウィーニー氏。キャレイ氏もすぐに「その考え方はいいですね！」と同調した。

　それもそのはず、大谷は6日（日本時間7日）のカージナルス戦に登板予定。投手復帰後、8試合目のマウンドに立つライバルに、疲労が残ることを願わずにはいられなかったようだ。