開星―宮崎商

　高校野球の第107回全国選手権大会は6日、甲子園球場で1回戦が行われ開星（島根）と宮崎商（宮崎）が対戦。開星が延長戦を6-5で制した。この試合、ベンチにいた人物を懐かしむ野球ファンの声があふれた。

　球児に劣らない存在感を放っていた。ベンチから鋭い視線をグランドに向けていたのは、開星の野々村直通監督だ。

　指揮官にとっては2011年夏以来、14年ぶりの聖地。勝利を目指して渾身タクトを振るう73歳を見つけたXのファンは沸いた。

「野々村さん甲子園お久しぶりです」
「野々村監督お久しぶり」
「久々に見たなー」
「野々村監督が復帰されてたんやな」
「野々村監督 お元気そうでよかった」
「痩せましたね」
「今回最年長監督なんだね、風貌は変わらず！！」
「野々村さん相変わらずの強面」

　野々村監督は2010年の選抜で21世紀枠に向陽（和歌山）に敗れた際の発言によって辞任。その後は復帰や退任を重ね、2020年3月からまた指揮を執っていた。試合は延長10回、前田翔太のサヨナラ犠飛で勝利。指揮官にとっても久々の甲子園勝利だった。