史上初、夕方の開会式…さらに式典中にも大変化が

　第107回全国高校野球選手権が5日、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。暑さ対策として夕方に行われるようになった開会式で、変化を象徴する“光景”に「めちゃくちゃいい」「良い流れ」とファンの賛辞が集まっている。

　今大会では選手の健康管理のため、暑さ対策が徹底されている。史上初めて開会式が夕方に行われたが、それだけではなかった。午後4時30分に始まった選手の入場行進が終わり、グラウンドに整列したところでかかったアナウンスは「これから水分補給を行います」というもの。グラウンドの選手たちはペットボトルや水筒を取り出し、のどを潤した。

　甲子園の変化を象徴する場面に、X上にはファンから驚きの言葉が並んだ。

「一斉にペットボトルでお水を飲みだした。良い流れだ」
「皆ペットボトルとか水筒出して水分補給し始めたの、大変良いなと思った」
「水分補給の時間、めちゃくちゃいいじゃない」
「そんな感じの特別ルールが増えるほどニッポンの夏の気温激アツになってる事実がエグい」

　小松大谷（石川）と創成館（長崎）の開幕戦は午後5時30分プレーボール。さらに大会6日目までは、試合を午前と夕方に分けて行う「2部制」で進行する。