本拠地カージナルス戦

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は4日（日本時間5日）、本拠地カージナルス戦に「1番・DH」で先発出場。3回の第2打席で放った強烈なファウルが右翼線の警備員を襲った。大谷も思わず身をすくめた恐怖の場面。警備員は転倒したものの、安堵の表情で無事をアピールした。米実況席も「大丈夫、大丈夫と言っているようだ」と注目している。

　0-1で迎えた3回2死無走者の場面。大谷は先発右腕グレイの内角のチェンジアップを豪快に引っ張った。強烈な打球は右翼線へのファウルとなり、フェンスが低くなっている客席に飛び込んだ。このボールを避けようとした警備員が転倒。周囲の同僚やファンが心配そうに駆け寄った。当該の警備員は右肩を押さえながら苦笑いを浮かべつつ、無事をアピールした。

　米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の中継では、打球の行方に思わず身をすくめる大谷のリアクションも映し出された。実況のスティーブン・ネルソン氏は同僚と安堵の表情を浮かべた警備員の姿を見て「大丈夫、大丈夫と言っているようだ」と伝えた。大谷はこの打席、二ゴロに倒れている。