敵地レッズ戦で元同僚が粋な計らい

　米大リーグ・ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が守備中にもかかわらず思わず大笑いを浮かべた。原因は元同僚の敵軍選手が見せた粋な計らい。米メディアが紹介すると、日米のファンから「ムーキーの笑顔ー」「大好き」「ベッツの反応面白い」と反響が寄せられている。

　一瞬和やかな空気が流れた。7月29日（日本時間30日）の敵地レッズ戦。初回裏の攻撃でレッズの先頭打者として打席に入ったのは昨年までドジャースに在籍していたギャビン・ラックス外野手だった。すると、遊撃を守っていたベッツが思わず白い歯を見せて大笑い。どうやらラックスがベッツの登場曲を拝借するサプライズを行ったようだ。

　レッズの放送席が「彼はベッツの登場曲で打席に立ちました。元チームメートがそれを満喫できるように、打席に入る前にタイムを要求さえしました」と紹介。わざわざリプレーでベッツのリアクションを流した。米野球専門メディア「ファウル・テリトリー」の公式Xが「ムーキー・ベッツは、ギャビン・ラックスが彼の登場曲を使ったことで大笑いした」と綴って、映像を公開した。

　日本のファンから「ラックスからムーキーへサプライズ　ムーキーの笑顔ー」「ベッツの反応面白い」といった声が寄せられたほか、米ファンからも「ギャビンはまだドジャースの一員。彼をLAに連れ戻して」「大好き」「待って彼らのこと大好き」と元同僚同士のやり取りに感激するコメントが集まった。

　ドジャースは1日（同2日）、敵地でレイズと対戦する。