4回に突然の異変

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は30日（日本時間31日）敵地で行われたレッズ戦に「2番・投手兼DH」で出場した。登板は今季7試合目。4回には2球続けて暴投を犯す場面があり、直後に降板した。ドジャース地元局の放送席もこの“異変”を伝えている。

　初回に1点の先制を許した大谷は4回、先頭のマルテに内野安打を浴びた。その後ステファンソンに2球続けてシンカーが暴投となり走者は三進。そのまま打者も四球で歩かせて一、三塁となった。続くステアにもボールを2球続けたところで、デーブ・ロバーツ監督がマウンドへ。2番手のバンダに交代した。

　ドジャースの地元局「スポーツネット・ロサンゼルス」では実況のジョー・デイビス氏がこの場面を「ロバーツが出てきました。このイニングは良く見えません」と実況。

　解説のジェシカ・メンドーサ氏も「かなりイラついているように見えます。ストライクゾーンを探そうともがいていました。毎回同じ方向に失投していましたからね」と困惑している。

　さらに実況が「バンダに代わるようです。これが未知の領域のものでないことを祈るばかりです。怪我でなければ良いのですが」と伝えると、解説は「そうは見えませんけどね。用心深く、本当に用心深く、彼を代えたように思えます」と楽観視していた。

　降板の原因について、球団は「足の痙攣」と発表した。