通算打率.162のカーショー、遠征先でのフリー打撃に注目

　米大リーグのドジャースに、意外な“二刀流候補”が現れた。遠征先のシンシナティで試合前に打撃練習を敢行し、外野まで大飛球を飛ばしてご満悦の通算216勝左腕にファンから「いいスイングするな」「打てる男だぞ」と賛辞が集まっている。

　ドジャースの公式TikTokは29日（日本時間30日）、遠征先でフリー打撃のケージに入るカーショーの様子を動画で公開した。左打席からフルスイングした大飛球は右翼まで。その先にいたのは息子のチャーリー君だ。カーショーは両手を上げてガッツポーズし、うれしそうだ。

「父の打撃練習でチャーリー・カーショーがプレーを決める」と題された動画内では「チャーリーを見てみろ！　これがすべてだ！　あれを見たか!?」という声が上がり、ファンからも次々に賛辞が集まった。

「カーショーはいいスイングするな」
「カーショーがDHで出場するのか？」
「みんな忘れているけど、カーショーは打てる男だぞ！」
「もし投げられなくなったら、打者に専念させよう」
「投手の打撃が懐かしい」

　カーショーはドジャース一筋でプレーしてきたため、ナ・リーグがDH制を導入する前の2021年までは試合でも打席に立っている。通算の打撃成績は打率.162、1本塁打、40打点。唯一の本塁打は2013年4月1日（同2日）のジャイアンツ戦で、完封ピッチングの自身に勝利をつける決勝弾だった。