敵地レッズ戦で9勝目

　米大リーグ・ドジャースの山本由伸投手は28日（日本時間29日）、敵地シンシナティで行われたレッズ戦に先発登板し、7回4安打1失点、9奪三振2四球と好投した。チームが5-2で勝利し、今季9勝目（7敗）を挙げた。敵将も変幻自在の投球を称賛していた。

　米オハイオ州地元紙「シンシナティ・エンクワイアラー」は「ヨシノブ・ヤマモトとショウヘイ・オオタニの活躍でドジャースがレッズ連勝を止めた」との見出しで試合を振り返った。

　同紙は、山本が序盤から多彩な球種を駆使し、相手打線を沈黙させたと評価。ワールドシリーズ2度制覇を誇るレッズのテリー・フランコーナ監督は「彼はなんでもやってのけた」とコメントし、「速球の球速。左打者にも右打者にも投げられるスプリット。変化球もよかった。ああいうタイプの投手には、運が必要だよ」と白旗を掲げていた。

　また、昨季までドジャースでチームメートだったギャビン・ラックス内野手は山本について「彼がリーグ屈指の先発投手であるのには理由がある」と語り、投球内容を称賛していた。