ヤクルト―中日戦に現れたのは…

　プロ野球の試合を観戦した海外の大物ミュージシャン集団が話題だ。27日に神宮球場で行われたヤクルト―中日戦。客席に現れたのは、国内最大級の野外音楽イベント「フジロック・フェスティバル」でヘッドライナーを務めた米国のバンド「Vulfpeck（ヴルフペック）」の面々だ。ヤクルトのユニホームを着て声援を送る様子をSNSで公開。ネット上では「何がどうなっているの？」と困惑と歓喜の声があがっている。

　東京の神宮球場で午後6時から行われたナイター。その客席にいたのは、前日にフジロック2日目のヘッドライナーを務めたVulfpeckのメンバーだった。2011年結成のロサンゼルスを拠点とする米国のファンクバンド。26日の午後9時10分から新潟県湯沢町の苗場スキー場で約1時間半の熱演を繰り広げた翌日、ヤクルトが3-2で勝利した試合を見届けた。

　創設メンバーのジャック・ストラットン、セオ・カッツマン、ウッディ・ゴス、ジョー・ダートに加え、一緒に苗場のステージに立ったコリー・ウォンやジェイコブ・ジェフリーズといった腕利きのミュージシャンと関係者が15人以上集まり、観戦を楽しんだよう。ジェフリーズは自身のインスタグラムのストーリー機能で集合写真を投稿している。

　6月22日に同球場で始球式したウォンは「WONG 22」と自分の名前が入ったヤクルトのユニホームを着用。応援傘を振って声援を送る自身の姿をストーリー機能で投稿した。まさかの展開に日本人ファンは驚き。X上には様々な声が上がった。

「Vulfpeckが神宮に‥？何がどうなっているの？優勝？」
「vulfpeck御一行、神宮来てて草」
「Cory Wongヤクルト始球式に続き、Vulfpeck御一行で神宮野球観戦、かわいすぎ」
「VULFPECK、フジ終わった昨日、神宮いたんか！」
「Vulfpeck御一行、神宮で野球観てる！！！！！！！！！！！勝ち試合観てくれたの嬉しすぎる！！！！！！」
「Vulfpeckが神宮におる！！！脳がびっくりした」
「Vulfpeckが神宮のヤクルト中日戦来てたらしいのを今知った　マジか」

　ジェフリーズはヤクルト勝利の瞬間もストーリー機能で投稿。「リーグ最下位のチームのレギュラーシーズンの1勝でこれだけの熱狂。これだけ多くの観客。MLBよ、参考にしろ」と日本のファンの熱量に感心した様子で綴っていた。