オリオールズとブルージェイズの試合で発生

　米大リーグで「野球史上最悪の判定」とまで言われる“誤審”が発生した。28日（日本時間29日）にボルチモアで行われたオリオールズとブルージェイズの試合でのこと。ファンからも「冗談を言っているのか？」「解雇されるべき」と批判の声が上がっている。

　4回ブルージェイズの攻撃、先頭で打席に入ったクレメントに対し、オリオールズの先発エフリンが2球目に投げたのはど真ん中へのシンカー。しかし球審の手は上がらず、ボールと判定された。

　大リーグ公式サイトの9分割チャートにも、しっかり真ん中に残ったこの1球。米国のデータ分析会社「コディファイ・ベースボール」が公式Xに「野球史上最悪の判定かもしれない」と題して公開した動画には、ファンから批判の声が殺到している。

「審判は賭博調査されているのか？　なんでこんな判定ミスをするんだ？」
「明らかに酷い判定だ」
「MLBは冗談を言っているのか」
「いますぐに交代させろ。言い訳は許さない」
「地元のリトルリーグで酔っ払って審判をしている私のようなものだ」
「ありえない……」
「ストライクゥゥゥゥゥゥゥゥゥ」
「見えてない審判？　それとも腐敗した審判か？」
「この男は、この判定だけで解雇されるべきだ！」

　米国でもマイナーリーグで自動判定システムがテストされたり、審判のあり方にも変化が求められる時代。「ロボットの審判にしてくれ……」という声もあった。クレメントはこの打席、4球目のカットボールを中前打とした。試合はオリオールズが11-4で大勝している。