中堅へ高々上がった打球がスタンドへ…伸びた理由に思わずうっとり

　米大リーグ、ドジャースの大谷翔平投手は26日（日本時間27日）に敵地ボストンで行われたレッドソックス戦に「1番・DH」で先発し、初回の打席で中越えの38号ソロを放った。打球に意外な“伸び”を生んだスイングを見た米全国放送の実況席は「美の極みだ」とうなっている。

　大谷は初回、先発左腕のクロシェットと対戦し、3球目の97.1マイル（約156.2キロ）の真っすぐを捉えた。高々と上がった打球は意外な伸びを見せ中堅のスタンドへ。見上げながらフラフラと追っていた中堅手のラファエルも最後はあきらめた。打球速度108.5マイル（約174.6キロ）、飛距離414フィート（約126.1メートル）の一発だった。

　米スポーツ専門局「FOXスポーツ」では、試合中にこの本塁打のリプレーを放映。殿堂入りしている元ブレーブス投手のジョン・スモルツ氏が「オオタニへの初球の速球は低めで、それは見逃した。そして、この（次の）速球をとらえて、ホームランにした。これは真ん中低めだった」とコメントすると、実況のジョー・デービス氏は「美の極みだ」と一言。大谷のスイングにほれ込んでいるようだ。

　大谷の本塁打は2試合ぶり。19日（同20日）から続けた連続試合本塁打は、球団記録に並ぶ「5」で止まったものの、すぐ翌日の一発だった。