タナー・スコット投手が負傷者リスト入り

　米大リーグ・ドジャースは22日（日本時間23日）に、クローザーを務めていたタナー・スコット投手の負傷者リスト（IL）入りとアレクシス・ディアス投手の昇格を発表した。スコットは前日の本拠地ツインズ戦の9回に緊急降板。この日誕生日を迎えた左腕には、現地ファンからも同情の声が相次いでいる。

　5-1で迎えた9回1死二、三塁。8回途中からマウンドに上がっていたスコットはフルカウントとなったところで、左手で左ハムストリングあたりを掴む仕草を見せた。ロバーツ監督がトレーナーとともにマウンドへ向かい、緊急降板。翌日、左肘の炎症でIL入りが発表された。

　球団公式Xは「ドジャースは右腕アレクシス・ディアスを招集し、左腕タナー・スコットを左肘の炎症で負傷者リスト（IL）に入れた」と報告。スコットはこの日、31歳の誕生日を迎えたばかり。公式Xからも「誕生日おめでとう、タナー！」と祝われた直後の悲報に、現地ファンも同情の声を寄せた。

「理想的な誕生日プレゼントじゃない」
「なんてことだ……」
「俺の左腕をもっていけ。俺には必要ない」
「しかも彼の誕生日に（泣）」
「嘘だろ」
「タナー・スコットは誕生日を迎えた ＆ IL入りした」
「息をのんじゃう」

　スコットは今オフ、4年総額7200万ドル（約103億円）の大型契約でドジャースに移籍。今季はここまで47試合に登板して、リーグ5位となる19セーブを記録。一方で、1勝2敗、防御率4.14と安定しない投球を続けていた。