劇的決着 超絶チップインをPGA公式サイトも称賛「ショットオブザイヤー」
PGAツアー第33戦のトラベラーズ選手権、25日(日本時間26日)に行われた最終日、ファンも大興奮の「スーパーショット」で熱戦のプレーオフに決着がつき、熱狂を呼んでいる。バンカーから打ち出されたボールが、一直線にカップへと吸い込まれたシーンを全米プロゴルフ協会(PGA)公式ツイッターが動画付きで紹介。「ショット・オブ・ザ・イヤー」との一言に、ファンから「素晴らしい」「サヨナラホームラン!!」と称賛の嵐となった。
スピースがバンカーからチップイン・バーディー、プレーオフ制して今季2勝目
PGAツアー第33戦のトラベラーズ選手権、25日(日本時間26日)に行われた最終日、ファンも大興奮の「スーパーショット」で熱戦のプレーオフに決着がつき、熱狂を呼んでいる。バンカーから打ち出されたボールが、一直線にカップへと吸い込まれたシーンを全米プロゴルフ協会(PGA)公式ツイッターが動画付きで紹介。「ショット・オブ・ザ・イヤー」との一言に、ファンから「素晴らしい」「サヨナラホームラン!!」と称賛の嵐となった。
世界の熱視線をクギ付けにしたのは、テキサス州出身のジョーダン・スピース(米国)だ。
通算12アンダーでダニエル・バーガー(米国)と並び、プレーオフに突入して迎えた1ホール目の18番パー4。お互いにパーオンを逃したとはいえ、スピースは2打目をバンカーに打ち込んでしまった。厳しい状況に置かれたなか、新進気鋭の23歳は一気に勝負をかける。
グリーンまでおよそ60フィート(約18メートル)。バンカーを脱してグリーンに乗せるプレーを選択するのではなく、迷わずカップを狙ってスイングをしたのだ。
勢いよく打ち出されたボールは、グリーンに乗ってバウンドし、コロコロとカップへ一直線に向かって進んでいくと、観衆もざわめき立った。歓声に後押しされるように転がったボールは、ピンに当たって吸い込まれるようにカップに消えた。
渾身のチップイン・バーディーが決まると、スピースはキャディーのもとに駆け寄り、飛び跳ねて、胸をぶつけ合いながら喜びを分かち合った。その後、バーガーも第3打でカップインを狙ったが、決めることができず、これにより、スピースの今季2勝目、ツアー通算10勝目が決まった。
あまりに劇的なチップインショットに大会公式ツイッターもラウンド中に「なんてフィニッシュだ!!!!」と速報。試合後に改めて「ショット・オブ・ザ・イヤー」と動画付きで紹介した投稿には、ファンから次々と驚嘆の声が上がっている。