阪神戦で同点3ラン、変化球に泳いだ打球がぐんぐん伸びた

　今季シーズン中に、プロ野球のソフトバンクから巨人にトレードされたリチャード内野手が放った異次元弾道の一撃にファンの驚きが止まらない。「何でこれが入る？」「ロマン砲たまらん」とコメントが並んだ。

　21日に東京ドームで行われた阪神戦に「7番・三塁」で先発したリチャードは、2-5と3点を追いかける7回1死一、三塁で打席に立った。ただ阪神2番手ネルソンのチェンジアップに泳ぎ、高々と打ち上げた。ところが、打球はなかなか落ちてこない。5秒5に及ぶ滞空時間の後、左中間スタンドに舞い降りる3号同点3ランとなった。

　マウンドにいたネルソンはスタンドインすることが早々に分かったのか、膝に手をついてがっくりとうなだれ、リチャードは興奮おさまらず何度もガッツポーズしながら生還。試合を配信した「DAZN」の公式Xがこの本塁打を動画で公開すると、ファンからは次々に驚きのコメントが並んだ。

「なんでこれが入る？」
「パワーすごすぎ」
「魔神斬りが成功したのか！」
「これだからロマン砲たまらん」
「なぜこの外角真っ直ぐ泳がされでスタンドインするんだ」

　26歳のリチャードはこの試合前まで、巨人では23試合に出場したものの打率.106。パワーは誰もが認めるものの確実性が課題という選手。チームの苦境に飛び出た一撃に「いつになっても諦められない人たちがたくさんいる訳だよ」という声もあった。