オールスター戦前から大谷に視線集中

　米大リーグのオールスター戦を前に、ドジャースの大谷翔平投手への賛辞が相次いだ。米放送局の番組内では、2人のメジャー殿堂入り大投手がこぞって絶賛コメントを並べれば、MLB屈指のスラッガーからも“リーグ最高選手”の評価が。米アトランタでの球宴に向け、早くも大谷に視線が集中していた。

　米スポーツ専門局「FOXスポーツ」で惜しみない賛辞を捧げたのは、MLB通算213勝＆154セーブを挙げた殿堂入り投手のジョン・スモルツ氏だ。14日（同15日）の球宴前の番組に出演すると、大谷のピッチング能力に脱帽の声を上げていた。

　スモルツ氏は「ショウヘイ・オオタニについて表現する言葉が見つからない」と称賛。「3年前にこれを言って、みんなに『気が狂ったんじゃないか』と言われた。1年間投手に専念したら球界最高の投手になると言ったんだ」と過去の発言を回顧したうえで「ドジャースがどのように彼を起用するか、後半戦が興味深いね」と期待を膨らませた。

　メジャー殿堂入りの元大リーガーCC.サバシア氏も思わず感服していた。14日（同15日）に米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツ・センター」に出演。大谷の凄みについては「リトルリーグでプレーしていた頃のことを覚えている？　本塁打を打って、一番速い球を投げて、一番速く走るヤツがいただろう？　彼はそれをメジャーリーグでやっているんだ」と独特の表現で伝え、さらに「俺はバリー・ボンズの大ファンだけど、ショウヘイの方が凄いと言わざるを得ない。バリーは7回無失点投球なんてできないだろうからね（笑）」と、賛辞が止まなかった。