卓球USスマッシュ

　卓球の国際大会、USスマッシュが13日（日本時間14日）、米ラスベガスで行われた。男子シングルス決勝で、世界ランク4位の張本智和（トヨタ自動車）は、同2位の王楚欽（中国）に0-4（3-11、6-11、10-12、8-11）で完敗。ワールドテーブルテニス（WTT）最高峰のグランドスマッシュ（GS）大会で、日本勢初優勝には届かなかった。

　王楚金は女性人気が高く、ラスベガスの会場にも多くの中国人ファンが詰めかけ、張本にとっては完全アウェーだった。

　場内は暗く、コートに照明が当たる仕様。試合中には観客のカメラのフラッシュが何度も光り、審判がその度に注意した。YouTubeの配信などで試合を観戦したファンの間では、観客のマナーが物議をかもしている。

　Xには「卓球でフラッシュするやつ見る資格ない」「フラッシュ何度も起きてんなら退場にせえ」「ラリー中にフラッシュ炊いてる観客わざとだろ　退場させろよ……」「フラッシュいい加減にしようや」などの声が並んだ。

　GSはWTT最高峰の大会で、得られる世界ランクのポイントが五輪や世界選手権と同じ格付け。世界トップが集う舞台で張本はビッグタイトルには届かなかったが、賞金5万ドル（約735万円）をゲットした。