姉と同じ7月12日に初レース

　12日の中央競馬、函館5R・2歳新馬（芝1800メートル）で、注目馬がデビュー戦を飾った。“白毛のアイドル”ソダシを姉に持つ白毛のマルガ（牝2）が、武豊騎手を背に余裕のレース運びでレコード勝ち。新たなヒロイン候補の誕生に、ネットの競馬ファンも沸いた。

　G1通算3勝（20年阪神ジュベナイルフィリーズ、21年桜花賞、22年ヴィクトリアマイル）を挙げたソダシは、20年7月12日に新馬勝ち。偉大な姉のデビューからちょうど5年。同じ7月12日にゲートインしたマルガが、軽やかにターフを疾走した。余裕の逃げ切りでマークした勝ち時計1分48秒1は、函館競馬場の2歳レコードだった。

　祖母シラユキヒメから連なる白毛血統。ソダシはクロフネ産駒でマルガはモーリス産駒だが、同じ白毛に出た。マルガの4歳上の姉、鹿毛のママコチャは23年G1スプリンターズSを制している。

　鞍上に武豊を迎えたことから、大きな注目を浴びていたマルガのデビュー戦。快勝で新たなヒロイン候補が誕生し、ネットの競馬ファンも大盛り上がりだ。

　X上には「白い　強い」「ほぼ馬なりで新馬レコード勝ちやばいな」「マルガすげ～！！」「神々しい」などの声が上がった。マルガの馬名意味はサンスクリット語で「道」。華麗な走りで名牝への道を切り開く。