カーショーが味方守備に“怒り” 6年ぶり6連敗…深刻ドジャースに米記者が指摘したキーマン不在
米大リーグのドジャースは、9日(日本時間10日)の敵地ブルワーズ戦まで今季最長の6連敗中。かみ合わない歯車に、チームの精神的支柱クレイトン・カーショー投手が思わずマウンドでイライラを爆発させる場面もあった。

両手を開き、声を荒げるカーショー…歯車ガタガタの象徴
米大リーグのドジャースは、9日(日本時間10日)の敵地ブルワーズ戦まで今季最長の6連敗中。かみ合わない歯車に、チームの精神的支柱クレイトン・カーショー投手が思わずマウンドでイライラを爆発させる場面もあった。
8日(同9日)のブルワーズ戦に先発したカーショーが、イライラを爆発させたのは4回だ。1点リードで迎えると先頭のコントレラスの当たりはボテボテのサードゴロ。これを必死で自身が捕りに行くも内野安打になると、続くチョーリオが右前打で続く。1死後ボーンの中前適時打で同点に追いつかれた。さらに中堅手アウトマンはゆっくりとボールを返しており、その間に一塁走者は悠々と三塁へ。このプレーを見たカーショーは両手を開いて、何やら大声も上げていた。米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況ジョー・デービス氏は「カーショーはアウトマンが送球した場所に不満のようです」と味方守備への行動だと説明していた。
ただ、この連敗中に目に付くのは得点力の極端な低下だ。この間の得点は合計10しかなく、1試合平均にすると1.67点しかない。翌9日(同10日)の試合はなんとか2-1とリードの状況で9回へ。しかしスコットが代打ボーンに同点タイムリーを浴びて延長戦に突入すると、最後は10回にイエーツがサヨナラ打を浴びた。
米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のローワン・カブナー記者は公式Xで「ドジャースは2019年4月以来、初めての6連敗。マックス・マンシーが離脱以降、攻撃陣は1試合平均3点以下だ」と指摘。6年ぶりの屈辱であるとともに、マンシーの離脱が響いていると指摘した。
マンシーは2日(同3日)の試合で守備の際に負傷し、翌日に左膝の骨挫傷で負傷者リスト(IL)入りした。今季は序盤こそ打撃不振に苦しんだものの調子を上げ、81試合で打率.250、55打点、13本塁打を記録していた。
(THE ANSWER編集部)
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