フアン・ソトの選外に反応

　米大リーグ機構は6日（日本時間7日）、アトランタで15日（同16日）に行うオールスターゲームの出場選手を発表した。メッツに所属するフアン・ソト外野手が選出されず。米スポーツ専門局「ESPN」のブラッドフォード・ドゥーリトル記者は「なぜこうなったのかは分からないが、ソトは自らの基準の高さの犠牲者になったのだろう」と伝えた。

　同局は「2025 MLBオールスターゲームのロースター：見落としとその他の考察」との見出しで6日（同7日）に記事を掲載。「“低調なフアン・ソト”であっても、依然としてこの競技で最高レベルの選手の一人だ」と評価した上で、今回の選外に対する疑問を示した。

　ソトは今季、6日（同7日）の試合を終えた時点で出塁率が4割を超え、メジャー最多72の四球を記録している。今季から15年総額7億6500万ドル（約1147億円＝当時）の契約でメッツ入りした選手だが、同記者は「オールスターゲームはソトのような選手のためにある」と記し、スター選手としての価値を強調した。

　また、2022年にナショナルズからパドレスへトレード移籍した際、“対価”として出された選手たちが球宴入りしたことも指摘。「ソトが選ばれず、その一方でマッケンジー・ゴアとジェームズ・ウッドが選ばれたのは驚きだ。彼らには選ばれる理由がある」「しかし、ソトもまた選ばれるべき選手だ」とした。

　さらに、マーリンズのカイル・ストワーズ外野手が選出されたことを挙げ、ソトの選外が一層際立つ結果となった。