桃田賢斗、快挙の裏で… 2つの“勝ちたかった理由”「育ててくれた福島のために…」
特別な日に、特別な勝利を挙げた。2020年の東京五輪開幕まで500日となった3月12日、全英オープンで日本勢初の男子シングルス優勝を成し遂げたバドミントン日本代表の桃田賢斗(NTT東日本)が帰国し「憧れていた大会で優勝できて嬉しい。五輪(出場権獲得)レース前の大きな大会を勝てたことは、すごく自信になった。この大会にかける、ほかの選手の勝ちたいという気持ちを感じていたし、緊張もしたので、いつもの大会以上に嬉しかった」と喜びを語った。
全英Vでまた一つ歴史を刻んだ桃田が帰国
特別な日に、特別な勝利を挙げた。2020年の東京五輪開幕まで500日となった3月12日、全英オープンで日本勢初の男子シングルス優勝を成し遂げたバドミントン日本代表の桃田賢斗(NTT東日本)が帰国し「憧れていた大会で優勝できて嬉しい。五輪(出場権獲得)レース前の大きな大会を勝てたことは、すごく自信になった。この大会にかける、ほかの選手の勝ちたいという気持ちを感じていたし、緊張もしたので、いつもの大会以上に嬉しかった」と喜びを語った。
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また一つ、新たな歴史を刻んだ。桃田は、3月にドイツオープン、全英オープンで2大会連続優勝を飾った。特に価値が大きいのが後者だ。1899年開始の歴史を持つ全英オープンは、1977年に世界選手権が初開催されるまでは、事実上の世界一決定戦として行われていたため、バドミントン界で最も権威がある。
桃田は、2012年に世界ジュニア選手権で日本勢初優勝を果たすなど、過去に様々な歴史を塗り替えて来た。2016年に違法賭博店利用の発覚により出場停止処分を受けたが、復帰後は目覚ましい勢いを見せている。昨年8月には世界選手権で日本勢初となる男子種目優勝を果たし、同9月には日本男子初の世界ランク1位に到達した。今年もまた、全英オープンの男子シングルスで日本勢初優勝という新たな歴史を刻んだ。BWF(国際バドミントン連盟)は、公式のファン向けサイトで「ヒストリーメーカー」のタイトルで桃田の快挙を伝えた。
決勝戦では、同じ1994年生まれのビクター・アクセルセン(デンマーク)と激闘を展開。第1ゲームは21-11で取ったが、第2ゲームでは194センチの長身から強打を打ち込む相手に押されて15-21。ファイナルゲームも序盤は連続4失点のスタートと苦しんだが、攻勢に出て21-15と突き放した。