フェデラー、復調へ「良い兆候」 試合中に味わった「マイアミ以来、初めての感覚」
ゲリー・ウェバーOP3年連続8強、エンジン全開間近「今後を見据えた上でいい状況だ」
男子テニスのゲリー・ウェバー・オープンは22日、シングルス2回戦で世界ランキング5位のロジャー・フェデラー(スイス)がミーシャ・ズベレフ(ドイツ)に2-0でストレート勝ち。3年連続の準々決勝進出を決めた王者は、ATP公式サイトによると「今後を見据えた上で、いい状況だ」と調子を上げてきたことを認めている。
2013年の今大会でズベレフと対戦しているフェデラーは「彼は全く変わっていて、強烈なサービスを手にしていたね。それは私にプレッシャーをかけた」と語る通り、第1セットは厳しい戦いとなった。
タイブレークに持ち込まれながら7-6で取ると、続く第2セットも激しい打ち合いに。ATP公式中継サイト「テニスTV」が「ワールドクラス」と称賛したスーパーラリーも飛び出したが、最後は6-4で制して快勝。1回戦の杉田祐一(三菱電機)戦に続くストレート勝ちとなった。
フェデラーは全仏オープンを含むクレーコートシーズンを全休し、復帰戦となったメルセデス・カップでは初戦敗退したが、徐々に調子を上げてきたようだ。その裏で、試合中には復調への「感覚」があったという。
「タイブレークを制した後は、本当にリラックスできたし、思うようにプレーすることができた。マイアミ以来初めて味わう感覚だった。良い兆候だと思う」