これぞ美技! テニスで「神様級」の“スーパーマンボレー”「なんて美しいダイブだ」
その瞬間、確かに、彼は宙を舞った――。7月のウィンブルドンへ向け、盛り上がりを見せている男子テニスの芝シーズン。開催中のエイゴン選手権で、ラリー中に尻もちをつきかけた直後にスーパーマン級の“ダイビングボレー”を繰り出し、ポイントを奪取するミラクルプレーが生まれた。ATPは公式インスタグラムで動画付きで紹介。「神様級だ」「なんて美しい芝へのダイブなんだ」とファンから驚嘆の声が上がっている。
尻もち→ダイブ、空中で「一の字」に…執念の“空中ボレー”にファン驚愕
その瞬間、確かに、彼は宙を舞った――。7月のウィンブルドンへ向け、盛り上がりを見せている男子テニスの芝シーズン。開催中のエイゴン選手権で、ラリー中に尻もちをつきかけた直後にスーパーマン級の“ダイビングボレー”を繰り出し、ポイントを奪取するミラクルプレーが生まれた。ATPは公式インスタグラムで動画付きで紹介。「神様級だ」「なんて美しい芝へのダイブなんだ」とファンから驚嘆の声が上がっている。
信じられない跳躍を見せたのは、世界ランキング25位のスティーブ・ジョンソン(米国)だ。
1回戦のステファン・ゴスロフ(米国)戦。相手のサービスで始まったゲームだった。互いに譲らずに激しいラリーとなったが、ゴスロフの緩いショットでネット際に引き出された。猛然とダッシュしてサイドライン際でなんとか返したが、この時、足を滑らせてバランスを崩し、尻もちをつくような形で左手を芝についてしまった。
不利な体勢を見逃さず、相手もがら空きの反対サイドをめがけて打ち返した。絶体絶命……と思われた次の瞬間、ジョンソンは宙を舞っていた。
懸命に起き上がってボールに反応すると、左足で踏み切って頭から思い切りダイブ。右腕を目いっぱい伸ばし、188センチの長身は空中で完全に「一」の字になった。驚異的な跳躍によって辛うじてラケットに当たり、ボールは相手コートに入ったのだ。まさかの“ダイビングレシーブ”にゴスロフも返すことができず、ジョンソンのポイントになった。