「チャレンジ」の芝で白星発進 錦織が初戦で得た手応え「毎年改善できている」
「最高の結果を得られていない」芝への感触…「上手くいくと思う」
赤土のクレーコートに比べて芝は体への負担も大きいとされ、2015年は準決勝(アンドレアス・セッピ戦)で左ふくらはぎを痛めて途中棄権。昨年は初戦で左脇腹を痛め、2回戦(フロリアン・マイヤー戦)を棄権した。それだけに、錦織もATPワールドツアー公式サイトに対し、「僕はまだ芝で最高の結果を得ることができていない」と胸中を明かしている。
しかし、その一方で、芝のコートでの戦いに手応えも感じているようだ。
「芝のコートでプレーするのは僕にとってチャレンジ。どのようなプレーができるのか、探っていますが、毎年改善することはできていると思う。初戦だったので、完璧なプレーができるとは思っていませんでした。でも、上手くいくと思います」
錦織はこう初戦を振り返ったという。2回戦では世界ランク38位のカレン・ハチャノフ(ロシア)と戦う日本のエースは、2年ぶりの8強入りを果たすとともに、芝への自信を深めることができるだろうか。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer