参加人数400人 全自衛隊バドミントン大会って何? 夢は桃田ら強豪実業団への挑戦
1966年創設の伝統ある大会
ただし、自衛隊チームも組織が率先して活動しているものではなく、選手の所属基地も異なることから、ベストメンバーを集められるかどうかという問題を常に抱えている。昨年は、仕事の都合で選手が集まらず、全自衛隊総合選手権の団体戦は、人数不足による不戦敗扱いのオープン参加に留まった。
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女子も昨年は不参加。優勝した混成真駒内の選手兼任監督を務めた中原明日香さんは「仕事のつながりでバドミントン経験者がいたと聞いて声をかけた選手たちで、私以外は大会で初めて会ったような状況だけど、うまくできた。どうしても出たかった団体戦で優勝できて嬉しいし、ありがたい」と4つの基地から集った仲間に感謝した。年に一度、バドミントンを通じて仕事仲間との親睦を深める場は、選手にとって貴重な場となっている。
全自衛隊総合選手権は、1966年に創設。第13回までは、東京都で開催され、参加対象が東部方面のみの開催年もあり、全自衛隊支部対抗大会の名称で開催。全国大会としての開催が定着した第14回以降は、現大会名が用いられている。創設当時は200名前後の参加だったが、近年は300~400人規模の選手が参加。大会は、翌23日にダブルス、最終日の24日にシングルスの第56回個人戦を開催する。個人戦は、一般の部のほか、30代の部、40代の部等世代別カテゴリーで行われる。
なお、次回大会は2020年2月28日から3月1日まで、熊本県合志市総合センターを会場に行われる見込みとなっている。
(平野 貴也 / Takaya Hirano)