全勝パドレスを止めた試合後に…

　米大リーグ・カブスの今永昇太投手は4日（日本時間5日）の本拠地パドレス戦で7回1/3を投げ、4安打1失点、無四球4奪三振の快投で2勝目を上げるなど、チームのエースとしての役割を果たしている。チームメートからの信頼も上がる一方、23歳のスター候補が「最も親切で、敬意を払う人だ」と称賛したことに対し、米ファンから「好感が持てる」「それが日本の文化」といった声が上がっている。

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　開幕から7連勝で無敗だったパドレスの勢いを止めた今永。この試合の2回、パドレスのボガーツの左中間への当たりを、中堅を守るピート・クロウ＝アームストロングが猛スピードで追いつき、ジャンプしてフェンスにぶつかりながら好捕してピンチを救った。PCAの愛称を持つ23歳のファインプレーで波に乗った今永は好投。自己最長となるイニングを投げ、チームに勝利をもたらした。

　米イリノイ州地元放送局「マーキー・スポーツ・ネットワーク」の公式Xは、PCAが試合後に今永について語ったインタビューを公開。その中でPCAは「ショウタは間違いなく、僕が今まで出会った中で、最も親切で、敬意を払う人だと言えるだろう。彼はいつも僕たちに感謝してくれる」と人間性について触れている。

　これには米ファンからも「それが日本の文化だ」「サムライ魂」「彼は本当に素晴らしい人で、とても好感が持てる」といった納得の反響が寄せられている。

　今永も試合後、同局YouTubeチャンネルが公開した会見映像の中でPCAのスーパープレーについて「長打になると思っていた。まさか捕るとは思わなかった。いきなりピートが現れた」と仰天。「本当に凄い。とんでもない守備だと思いました」と絶賛しており、2人の間にある信頼感の大きさが改めて示された形だ。