タイガース戦で今季2号

　米大リーグ・ドジャースの大谷翔平投手は27日（日本時間28日）、タイガースとの本拠地開幕戦に「1番・DH」で先発出場。第4打席で今季第2号を放った。東京での開幕シリーズに続く2試合連発となり、4打数2安打1打点で5-4の勝利に貢献。大谷の一発に、観客席で喜ぶスターたちの姿も話題に。米メディアも取り上げ「一流セレブ達が口をあんぐり開けた」などと伝えた。

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　4-3で迎えた7回2死走者なしの第4打席。大谷は救援右腕ハニフィーのシンカーを逆方向に弾き返した。レフトスタンドへの今季2号。試合を中継した米スポーツ専門局「ESPN」の映像には、世界的に有名な俳優トム・ハンクスが映し出された。スタンドで興奮気味に、周囲の観客と握手をしていた。

　さらにこれまで何度もスタジアムで姿が目撃されていた俳優ロブ・ロウや、球団の共同オーナーであるマジック・ジョンソン氏の喜びぶりも抜かれていた。錚々たるスターたちを歓喜させた大谷。米誌「スポーツ・イラストレイテッド」は「ショウヘイ・オオタニは、タイガース戦で高々とホームランを放ち、トム・ハンクス、ロブ・ロウを驚嘆させた」との見出しでこのシーンを報じた。

「ショウヘイ・オオタニが野球場に足を踏み入れると、誰もが口を開けて呆然とする」と大谷のプレーには立場関係なく、皆同じリアクションをすると同誌は表現。「そして、オオタニが7回裏に打席に立った時、今度は一流セレブ達が口をあんぐり開けた」とHRのシーンについて記し、こう続けた。

「ESPNの放送はオスカー受賞俳優トム・ハンクスにカメラを動かした。彼の驚いた表情が全てを物語っていた。同じく俳優のロブ・ロウも同様に仰天した様子だった。そしてネイスミス記念バスケット ボール殿堂入り選手のマジック・ジョンソンは、近くに座っていた人々とハイタッチを交わしながら、ただ笑顔でいるしかなかった」

　いつもは自分たちが騒がれるスターすら、大谷に虜になった場面。「これらは全て、オオタニのホームランに対する当然の反応だった」と同誌はもはや普通の光景であるとしている。