選手の体調不良を米報道

　米大リーグのカブスは18、19日に東京ドームでドジャースとの開幕シリーズで2連敗。22日（日本時間23日）に米アリゾナ州で行われたロッキーズ戦は3-7で敗れたが、主力が復帰し、鈴木誠也外野手が2本塁打した。日本遠征後に体調を崩した選手がいることを米全国紙「USAトゥデイ」が報じた。

【PR】日本中長距離の女王・田中希実がTeam Seikoの一員に！「セイコーの理念への共感」が加入を後押し

　同紙は「カブスは未だに東京遠征の“二日酔い”状態　MLB開幕日に向けてグルーヴを見つけようと必死だ」という見出しで報じた。「東京遠征の後、彼らは未だに疲れが抜けず、睡眠不足も続いている」と説明。そんな中でこの日は鈴木、カイル・タッカー外野手、ダンズビー・スワンソン内野手ら主力が復帰した。

　19日の夜に東京で試合を終えて以降、日米間の長距離移動をこなした選手たちにはまだ時差ボケや疲労が残っているという。ライアン・ブレイジア投手は「時差ボケは解消したと思ったんだけど、今朝は4時に起きちゃって、また眠れなかったんだ。だから、まだ僕らは不安定な状態かな」と苦慮しているそうだ。

　さらにスワンソンは体調を崩し「薬を飲んで動き続けるよ。何日か待つよりも動いた方がいいね」と判断。休養より先発出場を選んだ。

　18日の開幕戦に先発した今永昇太投手は、チームから追加で休養日を与えられ、29日（同30日）のダイヤモンドバックス戦まで先発しない予定という。記事は「オオタニの人気には及ばないが、母国に帰って今季デビュー戦でドジャース相手に無失点登板し、肉体的にも身体的にも負担がかかった」と伝えている。

　クレイグ・カウンセル監督も今永について「正直に言って、彼は体調を崩している。皆にとってこの遠征は大変だったが、彼にとっては特にだ。完全に回復するまで追加で休ませるよ」と強調。日本遠征の大活躍を称え、回復を促す方針だ。選手やその家族は日本滞在中に食事や文化を満喫。取材でも好意的な言葉を並べていた。