「ちょっと怖かった」日本のルールにヒヤリ ド軍スコットが取材で明かした恐怖体験「米国とは逆…」
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18、19日に開幕カードで対戦した。「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに現地で直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。

「ドームで聞いたANSWER」第33回
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18、19日に開幕カードで対戦した。「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに現地で直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。
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第33回は今季からドジャースに加入したタナー・スコット投手。第1戦では9回に登板し、打者3人を完璧に抑えて今季初セーブを上げたクローザー候補だ。19日の試合前練習中に滞在中の思い出を聞くと、異文化ならではの少し怖かったという経験を明かしてくれた。(取材:THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
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いつもと少し違う雰囲気を満喫したようだ。自身初となる日本での開幕戦を迎えた左腕は、「プレシーズンゲームでの太鼓とか、あのバンドの演奏が凄く良かったね」と日本流の応援を絶賛。鳴り物応援にも「全然(気にならない)。投げる時には集中していて何も聞こえなくなるからね」と、本国とは違う野球文化を受け入れていた。
昨オフに地区優勝を争うパドレスから4年7200万ドル(約119億2000万円=発表当時)でドジャースに加入。昨秋の地区シリーズでは、大谷翔平投手と4打席対戦し4三振に抑え込む快投。レギュラーシーズンでも通算9打数1安打と抑え込んでおり、これまでの対戦は13打数1安打という“大谷キラー”だったが、味方としての初登板を最高の形で終えた。
オフでも、日本を楽しんだ。アンソニー・バンダ投手やブレイク・スネル投手と買い物を楽しんだというスコット。「ポケモンカードと、ニンテンドーゲームボーイカラーと、ポケモン『レッド』を手に入れていたんだ」と明かした。続けて「全部日本語版だから、ちょっと難しいんだよね」と笑顔で付け加えた。
バンダは人気ゲーム「ポケットモンスター」(ポケモン)の愛好家としても知られるが、スコットは「子どもの頃は好きだった。今はやってないけど、息子のために集め始めて、気に入るかどうか試してみようと思ってるよ」と、1歳半の息子との楽しみの為に購入したようだ。
滞在中の一番の思い出は「人生で2度目の寿司を食べたこと」。16日には大谷ら日本人選手主催パーティーで、解体したばかりのマグロ寿司に舌鼓を打った。「美味しかったよ。街をぶらぶらしたり、魚市場……なんて言うんだっけ? Tで始まる……築地!」と、続けて築地場外市場を訪れた事も明かした。
一方、日本ならではの事象にヒヤリとした事もあったようだ。それが街を行き交う「自動車の車線」に対して。右側車線を自動車が通行するアメリカに対して、日本はその逆。「車が(米国とは)逆の車線を走るのがちょっと怖かった」と、驚いていた。
それでも最後は「滞在を楽しんでいるよ。いい経験になってる」と語ってくれたスコット。日本で得たグラウンド内外でのいい思い出を胸に、世界王者の一員として迎えるシーズンに臨む。
(THE ANSWER編集部)