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「野球人気は米国より日本の方がずっと大きい」 東京DでLAレポーターから聞いた「日本野球」への敬意

米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18、19日に開幕2試合を行い、ドジャースが2連勝した。現地取材する「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。

東京ドームで「MLB 東京シリーズ」を戦ったドジャース【写真:中戸川知世】
東京ドームで「MLB 東京シリーズ」を戦ったドジャース【写真:中戸川知世】

「ドームで聞いたANSWER」第27回

 米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18、19日に開幕2試合を行い、ドジャースが2連勝した。現地取材する「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。

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 第27回は、米放送局「スポーツセントラル・ロサンゼルス」でレポーターを務めるダレン・ヘインズ氏。日本ならではの光景が開幕セレモニーで演出され、日本人5選手が持ち味を存分に発揮して活躍した。熱狂に包まれた球場は、どのように映ったのか。19日の試合前練習中に単独取材に成功。初めて見たという日本の「野球」の印象、さらに今シリーズがMLBとドジャースにもたらした意義も聞いた。(取材:THE ANSWER編集部・鉾久 真大)

◇ ◇ ◇

 チケットがプラチナ化し、球場外のグッズ売り場には長蛇の列。昨季、自身3度目の満票MVPを獲得して名実ともに「MLBの顔」となったドジャースの大谷翔平投手を中心に、山本由伸投手、佐々木朗希投手、カブスの今永昇太投手、鈴木誠也外野手の“凱旋”となった今シリーズは、日本で社会現象となるほどの話題を集めた。昨季の韓国・ソウル開催に続く今回の東京シリーズ。日本にやってきたのは「初めて」というヘインズ氏は、今開催の意義についてこう語った。

「まず、MLBが世界に与える影響を示している。これまで以上に大きなプラットフォームで、日本から出てくる才能を見せつけるチャンスにもなっている。だって両チームにこんなに日本人選手いるんだから。ロブ・マンフレッド(MLBコミッショナー)が言っていたけど、第1戦の視聴者数はとんでもなかったらしいんだ。コミッショナーも大喜びしていたようだよ。このシリーズがどれだけ特別なものか、これだけでも分かるよね。MLBにとっても、日本人選手のおかげで日本にとっても良いイメージだし、球界最大のスターのオオタニが、最大の舞台で輝きを放ち、母国に凱旋している。ネガティブな要素はないよ。みんなにとって、メディアにとってもプラスしかないよ」

 18日の開幕セレモニーも驚きの連続。「僕がドジャースのダグアウトにいたら、急に日本のメディアの大群が押し寄せてきて驚いたんだ。日本のシンガーソングライターのYOSHIKIがロウキ・ササキと交流していた。国歌演奏のために来ていたんだね。正直に言うと、彼のことは知らなくて、後で調べてソーシャルメディアでフォローしたよ。パフォーマンスで一番感動したのはピアノ。あの音色は美しかったね」とピアノの音色に魅了された。

 そして、さらなる感動だったのが、人気キャラクターのピカチュウの登場だったという。「ピカチュウが出てきたときはもう、動画を撮りまくりだよ。ズームして撮った。ピカチュウたちは選手たちをお出迎えしてた。子どもたちもいたけど、僕的にはピカチュウ一択。開会式は素晴らしかったね。ずっと楽しみにしてたし、きっとこの街の人も、この国の人も、東京ドームも、野球関係者も、派手にスタートさせたかったんだろうね。大成功だったと思うよ」とセレモニーに大満足だった。

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