MLB 東京シリーズ by Guggenheim

　19日まで東京ドームで行われた米大リーグの開幕戦シリーズはドジャースがカブスに2連勝して幕を閉じた。ドジャース・大谷翔平投手が今季1号ソロを放ったのを筆頭に、両軍の日本人選手の活躍にファンは熱狂。日本に初めてやってきたという米放送局「スポーツセントラル・ロサンゼルス」でレポーターを務めるダレン・ヘインズ氏は、開幕戦で味わった大興奮の出来事を回顧。「完全に子どもの頃に戻った気分だった」と語ってくれた。

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　ドームの真ん中で幸せなひと時を過ごした。18日の第1戦終了後、グラウンドにいたヘインズ氏を取り囲んだのは、6匹の「ピカチュウ」。ドジャース、カブスのユニホームを来た人気者たちはピョンピョン飛び跳ねながら、スーツ姿のヘインズ氏に接近し、歓迎した。

　この交流を収めた動画は同局公式Xでも公開されて話題に。この出来事について、東京ドームで取材していたヘインズ氏に直接話を聞くと、興奮を隠せない様子でこう語った。

「子どもの頃はポケモンやピカチュウは知ってたけど、まさか東京に来てこんな体験ができるなんて夢にも思わなかったよ。番組収録中、ピカチュウたちが走ってくるところを見てさ、『うわぁ、番組にピカチュウは絶対必要だ！』って興奮しちゃってね。完全に子どもの頃に戻った気分だったよ。出てきたときは『めっちゃ可愛い！』って感じだった。彼らは喋ったりはしないけど、ただピョンピョン跳ねたり、僕の動きを真似たりしてて可愛かった。その日の一番の思い出はこれだよ！」

　反響は大きかったようで、ヘインズ氏は感激。「ニュースでも大きく取り上げられて、みんなも喜んでいたみたい。今朝そのビデオを手に入れてすぐにインスタグラム、フェイスブック、X、他のSNSにもアップロードしたんだ。そうしたら米国にいる娘が『パパ！お願いだから一匹連れて帰ってきて！』って言うんだよ。『大きすぎてスーツケースに入らないし、機内持ち込みもできないよ』って返したけど（笑）。とにかく最高に楽しかったよ」と愛娘とのやり取りも教えてくれた。

　12歳になる娘と2歳の息子を持つヘインズ氏。「（息子に）ビデオを見せた時は、可愛いのはわかるみたいなんだけど、まだちゃんと理解できていない。娘はもう大きいから全部わかってるけどね」。東京で経験した興奮の体験を、子どもたちにもしっかり伝えていくつもりだ。