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「あれには僕も怒ったよ」 4万2367人が一喜一憂した大谷翔平の打席、記者席の米記者に聞いた“特別さ”

温厚なクレア記者が「僕も怒った」と指摘した場面

 一方、いつも温厚なクレア記者が「あれには僕も怒ったよ」と指摘したのは、6-3で迎えた7回2死二塁の第4打席。大谷のこの日最後の打席になる可能性もあった場面で、カブスは申告敬遠を選択した。観客席はブーイングの嵐。「2試合だけ。チケットは入手困難。みんな彼が見たい。そんな貴重な打席を奪うなんて! プレーオフや終盤戦ならわかるが、まだ4月にもなってないんだよ!」とまくし立てた。

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 9回は7番からの攻撃。1人出れば大谷に回る――。その期待感がドームに充満した。「打席が近づくたびに観衆に電流が走るかのようだったね」。1死から8番ロハスが四球を選ぶと観客は大興奮。「ファンはロハスの出塁で何が起こるか理解していた。試合の流れを注視していたことを示しているよね」。1死一、二塁で5打席目が巡ってくると、本塁打時にも負けない大歓声が大谷を出迎えた。

 ドームで目にした光景でクレア記者が思い出したのは、マーク・マグワイアとサミー・ソーサによる1998年の本塁打王争い。「当時はみんなが彼らにもう1打席回ってくることを願っていた。ネクストに立つたびに、みんなが準備を始めるんだ」。贔屓球団は関係ない。「最高の選手がバットを振るチャンスをみんなが楽しみにする。そんな選手がいるのは本当に特別なことだ」と目を細めた。

 結局、大谷は3-1から四球を選び、客席には「あ~~」と落胆の声が広がった。2日間で8打数3安打1本塁打の活躍。クレア記者は「通常の3連戦じゃなくて2試合しかないのが残念だよ」と惜しみつつ、「あ~、なんて夜だったんだろう」と余韻に浸っていた。

(THE ANSWER編集部)


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