ドジャースを追い続けるワトソンさんが感じた日本野球 青に染まる東京Dは「予想通りだったわ」
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18、19日に開幕カードで対戦した。「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに現地で直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。

「ドームで聞いたANSWER」第25回
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18、19日に開幕カードで対戦した。「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに現地で直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。
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第25回は米カリフォルニア州地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」のレポーター、キルステン・ワトソンさん。大谷翔平らドジャース選手を追いかけ続ける人気女性レポーターとして日本ファンにも広く知られる。19日の試合前練習で気さくに取材に応じてくれた彼女が、今回の東京遠征に感じる意味を語ってくれた。(取材・文:THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
◇ ◇ ◇
――ドジャースは15日、16日のプレシーズンゲームで巨人、阪神と対戦した。日本の野球の雰囲気に、米国と違いを感じるか。
「ジャイアンツとタイガースの試合では特に感じた。応援のバンドやドラム、音楽、チャントが印象的だった。でも、昨日の試合(開幕戦)は米国の試合に近い雰囲気だった。今日の試合(第2戦)がどうなるか楽しみ。昨日は、両チームとも日本出身の投手が先発だったから、もしかしたら敬意を表して静かだったのかもしれないわね。それで、ジャイアンツやタイガースの試合のような応援がなかったのかもしれない」
――今季、ドジャースの日本人3選手(大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希)に期待することは。
「ショウヘイは、まずマウンドに戻ることが大事。手術を受けたばかりだから、彼がまた投げられるようになるのは特別なことだと思う。ドジャースでピッチャーとしての彼を見るのが楽しみ。
ヨシノブは今年がメジャー2年目だけど、昨年は怪我もあり、大きな環境の変化に適応するのが大変だった。今年は自信を持っているし、とても良いシーズンになると思う。(5回3安打1失点で勝利投手になった)昨日もその片鱗を見せてくれたわよね。
ロウキだけど、メジャーデビューは一生忘れられない瞬間だから、それを自国で経験できるのは特別なこと。新しい経験ばかりになるだろうけど、彼が楽しめることを願ってるわ」
――MLBとドジャースにとって、この東京シリーズはどんな意味を持つか。
「MLBにとってはすごく大きな意味がある。長年、日本からたくさんの才能ある選手が出てきた。このシリーズには5人の日本人選手が参加していて、『今は日本野球の黄金期なのか?』という声もあるわよね。その答えはまだ分からないけど、MLB史上でも最高の才能が集まっているのは確か。この試合を日本で開催するのは、ファンにとっても特別なことだし、アメリカと日本の野球の発展にもつながると思うわ。
ドジャースにとっても重要で、日本を『ドジャーブルー』に染めることを目標にしているけど、それを実現できていると思う。ファンのみんなに感謝の気持ちを伝え、ドジャースの選手を直接見てもらえる機会になったと思うわ。(東京がドジャーブルーに染まって驚いたか?)いや、予想通りだったわ」
(THE ANSWER編集部)
