MLB 東京シリーズ by Guggenheim

　米大リーグの開幕戦シリーズ・ドジャース―カブスの第2戦が19日、東京ドームで行われ、ドジャースの大谷翔平投手が今季1号ソロを放つなど3打数1安打1打点2四球で、6-3の勝利に貢献した。メジャーデビューとなった先発の佐々木朗希投手は最速163キロを記録し、3回1安打5四球1失点で勝ち負けつかず。チームは開幕2連勝。東京シリーズを終えたデーブ・ロバーツ監督が会見に出席した。

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　大谷は3点リードで迎えた5回1死の第3打席で、2番手右腕ピアーソンから右中間へ大飛球を放った。フェンスを越えたかに見えたボールはグラウンドに戻ってきたが、二塁塁審は腕を回してホームランの判定。大谷も手を突き上げて喜んだ。ホームイン後にリプレー検証が行われ、場内は一瞬混乱。ビデオ判定となったが、ホームランの結果は覆らなかった。東京ドームは再び歓声に包まれた。

　7回2死二塁の打席では今季初となる申告敬遠で一塁へ。東京ドームは大ブーイングに包まれ、2番エドマンの打席になっても騒然とした雰囲気は収まらなかった。9回1死一、二塁の打席でも四球で、観客からはため息が漏れた。

　ロバーツ監督は大谷の活躍について「はっきり言って何も驚くことはない。何をしようと、私を驚かせることはありません」と断言。「多くの人々が、ショウヘイがどんな活躍をするか見に来てくれたと思う。東京ドームでHRを打ったのはすべての人にとって素晴らしいこと」と絶賛し、絶大な信頼とリスペクトを明かした。

　佐々木については「ロウキは非常に緊張していたと思う。理解できることだし、球速はよかったがコントロールが今一つだった。気持ちが高まるとコントロールはばらけてしまったと思う。3回は苦しみながらも素晴らしいピッチングだった」と労った。