「僕の先発は、全て彼がキャッチャーだった」 カブス右腕レイが教えてくれた甲斐拓也への敬意
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18、19日に開幕カードで対戦する。現地取材する「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。

「ドームで聞いたANSWER」第17回
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。18、19日に開幕カードで対戦する。現地取材する「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。
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第17回はカブスのコリン・レイ投手。NPBのソフトバンクでもプレーした34歳のベテラン右腕に17日、東京ドームで行われた公開練習中に単独取材。16日のプレシーズンゲームで再会した巨人・甲斐拓也捕手について聞いた。(取材:THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
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――甲斐は昨季までソフトバンクに所属。NPBでバッテリーを組んだ間柄だが、どんな話をしたか。
「近況を尋ねたり、今シーズンの幸運を祈ったりしたよ。(日本語で)『ガンバッテ』ってね」
――甲斐とバッテリーを組んだ思い出について。
「僕の先発登板はすべて彼がキャッチャーだったと思う。だから、彼に再会できて嬉しかった。彼はとても努力家で優れたキャッチャーだから、本当に尊敬しているよ」
――2シーズンプレーした日本での一番の学びは。
「適応力かな。ゲームのスタイルが少し違うから、それに合わせて自分のアプローチを変えることができたのは大きかったと思う。その経験がメジャーに戻る時に役立ったよ。新しいことを学びながら適応することが一番の学びだったね」
――適応力の学びについて具体的に言うと?
「そうだね、たとえば打線の中で特に強打者の3番、4番を相手にする時に、試合の重要な場面で甘い球を投げないようにすること。その点は日本で一番学んだことかもしれない。そういう選手に対しては特に質の高い球を投げること。あとは、全体的な集中力もかな」
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レイは2021年にソフトバンク入団。前半戦で6試合に先発して3勝1敗、防御率2.03と好投していたが、誕生したばかりの子どもが早産児だったこともあり、家族との時間を重視したいと本人が希望。惜しまれながらシーズン途中退団していた。翌年、再びソフトバンクに入団。23試合に登板し、23年からメジャーに復帰している。16日の巨人戦では登板がなかったが、記念撮影時に甲斐と言葉を交わすなど再会を楽しんでいた。
(THE ANSWER編集部)