「最速のメジャー挑戦はいつ?」 現地の米記者が興味を示したサトテルでも投手でもない阪神戦士
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。巨人&阪神とのプレシーズンゲームを終え、18、19日に開幕カードで対戦する。現地取材する「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。

「ドームで聞いたANSWER」第16回
米大リーグのドジャースとカブスが「MLB 東京シリーズ by Guggenheim」のため来日。巨人&阪神とのプレシーズンゲームを終え、18、19日に開幕カードで対戦する。現地取材する「THE ANSWER」では来日した選手、米メディア関係者らに直撃取材。「ドームで聞いたANSWER」と題し、語ってもらった内容を伝える。
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第16回は米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のドジャース番ファビアン・アルダヤ記者。開幕前日の17日、東京ドームの公開練習中にグラウンド上で単独取材に応じた。プレシーズンゲームでメジャー2球団を相手に連勝した阪神の印象に残った選手とは。(取材:THE ANSWER編集部・鉾久 真大)
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阪神は15日のプレシーズンゲームでカブスと対戦。20歳の先発左腕・門別啓人が5回パーフェクトの快投を演じるなど、3-0で勝利した。さらに16日、昨季世界一に輝いたドジャース相手にも3-0で勝利。先発の才木浩人が「1番・DH」の大谷翔平を2打数無安打1三振に抑えるなど、5回1安打無失点と好投した。
メジャー球団を相手に2戦連続の完封勝利。普段ドジャースをカバーするアルダヤ記者に、阪神の勝利に対する驚きはあったか尋ねたところ「いや、タイガースは非常にいいチームだ。昨日のサイキも、一昨日のモンベツもとてもいいピッチャーだった」と両先発を称えた。
ドジャース戦では、阪神の佐藤輝明が過去にサイ・ヤング賞を獲得している左腕ブレイク・スネルから豪快な右越え3ランを放った。アルダヤ記者は「感銘を受けたよ。スネルが左打者から打たれるのは珍しい。確か昨年は2本しか被弾してないんじゃないかな」と指摘する。昨年スネルが打たれたホームランは6本。うち左打者はシュワーバー(フィリーズ)、ソト(当時ヤンキース)の強打者2人だけだった。
「あとモリシタだったかな」と同記者は続ける。森下翔太のことだ。ドジャース戦では4回にレフトへの二塁打を放つなど存在感を示し、MLB公式のデータサイト「Baseball Savant」によるとこの試合で両軍No.1、No.2の打球速度112.1マイル(約180.4キロ)、110.1マイル(約177.2キロ)をマークしている。15日のカブス戦でも両軍トップの115.7マイル(約186.2キロ)を計測した。
「彼(森下)もとても印象に残っている。強烈な打球をたくさん打っていた。一昨日は打球速度115マイルを出してたよね? 素晴らしかったよ。最速でメジャーに来るならいつになるかな? まだ若いよね?」とアルダヤ記者は24歳のメジャー挑戦可能な時期にまで注目していた。
(THE ANSWER編集部)
