指摘相次ぐ「飛ばないNPB球」打ったカブス選手の印象 198発ターナー「少し硬い。MLBの球を使っていれば…」
MLB東京シリーズのプレシーズンゲームは15日、東京ドームで行われ、阪神がカブスに3-0で勝利した。先発した20歳の左腕・門別啓人投手が5回パーフェクトの快投。5投手で完封リレーを飾り、打っては近本光司外野手の先制タイムリー二塁打などで6安打で3得点した。カブスの鈴木誠也外野手は「2番・DH」で出場し、3打数1安打1四球だった。

カブス―阪神戦
MLB東京シリーズのプレシーズンゲームは15日、東京ドームで行われ、阪神がカブスに3-0で勝利した。先発した20歳の左腕・門別啓人投手が5回パーフェクトの快投。5投手で完封リレーを飾り、打っては近本光司外野手の先制タイムリー二塁打などで6安打で3得点した。カブスの鈴木誠也外野手は「2番・DH」で出場し、3打数1安打1四球だった。
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この試合でファンの間で話題になったことのひとつがNPB球の打球飛距離。この試合は阪神の守備時にNPB球、カブスの守備時にMLB球が使用されている。鈴木の第2打席はセンター後方への大飛球となったが、失速して中飛に終わる場面などが注目され、ネット上のファンの間で「明らかにNPBのボールは飛ばない」などの指摘が続々上がった。
データ上でも裏付ける数字が。打球速度や回転速度などを計測しているMLB公式のデータサイト「ベースボール・サバント」によると、この時の鈴木の打球は初速111.7マイル(約179.7キロ)、角度20度で、期待打率は「.970」、凡打確率は3%だったが、アウトになった。
実際プレーした選手の印象はどうだったのか。第2打席でライトフライを打ち上げたメジャー通算198発の強打者ジャスティン・ターナーは、ボールの違いを問われ「少し硬いと感じたね」と口にした。さらに「そこまで遠くには飛ばなかった。MLBの球を使っていればホームランを打てたかも」とも語り、日米のボールの質が注目された。
(THE ANSWER編集部)