MLB東京シリーズ

　米大リーグ・ドジャースは14日、東京ドームでカブスとの開幕シリーズに向けた公開練習を行った。試合がないこの日、内野席のチケットが有料販売され、約1万人の観客が集結した。大谷翔平投手の登場で観客席は騒然。グラウンドに姿を見せたのはわずか15分間ではあったが、ファンの歓声にガッツポーズで応えるかのような仕草も見せた。

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　平日の金曜日、試合のない練習日ながら、東京ドームは一塁側から三塁側まで多数の観客が集まった。客席には「大谷選手グローブありがとう」と、大谷が以前日本の小学校に送ったグローブの感謝とみられる手書きの画用紙を掲げた少年もいた。大谷がグラウンドに姿を現すと、ファンは一斉にどよめく。これに応えるかのように大谷は両腕でガッツポーズも見せ、再び喝采が贈られた。

　練習では右翼で走塁練習。リードを取り、スタートを切ったり帰塁したりして体を動かした。一塁でリードの確認も行ったが、登場から約15分でベンチ裏へ。引き揚げる際には、歓声に応えて右手を振っていた。

　大谷は練習の前に都内のホテルで山本由伸、佐々木朗希両投手とともに会見に出席。「楽しみにしていますし、今は時差ボケを治すことに専念したい」「このシリーズをいいものにしたい。ここにいる2人もそうですけど、カブスにも今永（昇太）さん、（鈴木）誠也が所属している。日本人の活躍を多くの日本人に見てもらえるといいかなと思う」などと意気込みを語った。