Jpn2ダイオライト記念

　地方競馬のJpn2ダイオライト記念（ダート2400メートル）が12日に船橋競馬場で行われ、2番人気のセラフィックコール（牡5・寺島）がゴール前差し切り、連覇を達成した。鞍上のミルコ・デムーロ騎手はレース後に深いお辞儀を見せ、「日本人より日本人らしいね」「誰よりも深い礼」と競馬ファンの間で絶賛が巻き起こっている。

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　重馬場で行われたダート長距離戦。五分のスタートを切ったセラフィックコールは馬のリズムで中団に。縦長の隊列でレースが進んだ。2周目のバックストレッチから徐々にポジションを上げていき、4番手で最後の直線に入った。デムーロが必死に追い、先に抜け出したグランブリッジをゴール前差し切って連覇となった。

　レース後は場内インタビューに登場。デムーロは紹介されると90度腰を折り曲げるお辞儀で感謝を示した。場内ファンから「おめでとう！」の声に嬉しそうに挨拶とレースの感想を話した。

　ネット上の競馬ファンはレース内容に加え、インタビュー中の敬意ある態度にも注目。「頭の下げ方が日本人より日本人らしいね」「デムーロ騎手が本当に嬉しそうでこちらも嬉しかったです」「日本語上手くなってるやん」「誰よりも深い礼をするミルコ」「人の良さが感じられてすごく好き」と絶賛の声が集まっている。

　46歳のデムーロは2015年にJRAの通年免許を取得。2回のダービー制覇などG1級45勝を誇る名手だが、最近は勝ち星が伸び悩む年もあった。それでも先週の中山牝馬Sをシランケドで優勝するなど好調。復活のG1勝利もファンは楽しみに待っている。