春季キャンプの集客数に歴然

　米大リーグ・ドジャースとホワイトソックスの明暗が分かれている。米アリゾナ州グレンデールのキャメルバック・ランチで春季キャンプを行う両チーム。同じキャンプ地で生まれた対照的な様子を米メディアが報じた。

　米スポーツ専門局「ESPN」は記事を掲載。昨季ワールドシリーズを制したドジャースと、地区最下位に沈んだホワイトソックスがつくる光景の違いを伝えた。

　記事では「ドジャースの選手たちが今月初めにキャンプにやってきた時、クラブハウスはMLBオールスターの名簿のようだった」と層の厚さを指摘。一方、ホワイトソックスのクラブハウスでは「ロッカーの上のネームプレートを何度も確認しなければ、誰が誰なのかわからなかった」とつづった。

　今季もドジャースのキャンプ地にファンやメディアが大集結。記事によると「1000人以上がお気に入りの選手を一目見ようと駆け付けた」と報じた一方、ホワイトソックスについては「最近の練習に集まったファンはわずか21人だった」とまさかの対照的な光景だったという。

　ホワイトソックスは昨季、ア・リーグ中地区で121敗の歴史的惨敗。オーナーの署名入りで謝罪文を公開していた。一方、ドジャースは2月28日（日本時間3月1日）に行われたエンゼルスとのオープン戦で、大谷翔平投手が今季初出場初本塁打を放つなどファンを盛り上げた。