なでしこJ、世界1位米国を13年ぶり撃破で初優勝! 93秒電撃G、19歳新星が躍動…完全アウェーの地で戴冠【シービリーブス杯】
サッカー女子の国際大会「シービリーブス杯」の最終戦が26日(日本時間27日)に米カリフォルニア州サンディエゴで行われ、女子日本代表(なでしこジャパン)は米国を2-1で破り、初優勝を飾った。デンマーク人のニルス・ニールセン監督の初陣で19歳の新星が躍動。今後の展望が大きく広がる結果となった。

シービリーブス杯
サッカー女子の国際大会「シービリーブス杯」の最終戦が26日(日本時間27日)に米カリフォルニア州サンディエゴで行われ、女子日本代表(なでしこジャパン)は米国を2-1で破り、初優勝を飾った。デンマーク人のニルス・ニールセン監督の初陣で19歳の新星が躍動。今後の展望が大きく広がる結果となった。
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新生なでしこが輝きを放った。ともに今大会2戦2勝で迎えた日米決戦。試合は開始直後に動いた。前半2分、中央のMF長谷川唯がボックス右にスルーパスを送ると、MF籾木結花がDFとGKの2人を背負いながら収める。一瞬の隙をついてターンし、2人をかわしてシュートを放つと、ボールはゴール左隅に決まった。試合開始の笛からわずか93秒。籾木を中心とした祝福の輪が出来上がった。
同14分に同点に追いつかれたものの、米国にプレッシャーをかけられる形でも長谷川を中心にボールを回し、チャンスをうかがったなでしこJ。試合が動いたのは後半5分だった。後半から投入された19歳のDF古賀塔子が勝ち越しゴール。長谷川の直接FKが相手GKにはじかれたところに鋭く詰めて、ゴールに流し込んだ。後半途中で熊谷紗希が相手との接触で流血するアクシデントもあったが、粘り強い守備で、その後は米国の攻撃をシャットアウトした。ニールセン監督の初陣でいきなり結果を出した。
初戦のオーストラリア戦は4-0で快勝。2戦目のコロンビア戦では19歳MF谷川萌々子が開始18秒の衝撃弾などで勝利し、完全アウェーの最終戦では米国を13年ぶりに撃破。ニールセン監督の初陣でいきなり結果を出した。
2016年から始まったシービリーブス杯。米国を含めた4か国が毎年参加し、日本は2023年大会の準優勝が最高成績だった。世界ランキング1位の米国の壁を崩し、今後に弾みをつける結果となった。
(THE ANSWER編集部)
