卓球・世界ランク1位も戸惑う張本美和の成長力「想像を超える」「とても困難」 中国メディアも警戒
卓球のアジアカップは22日、女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同1位の孫頴莎(中国)にゲームカウント2-4で敗れた。最強女王相手に接戦を演じ、中国メディアは「間違いなく今後の最大のライバルとなる」と張本を称賛しつつ、警戒心を強めた。

卓球アジアカップ
卓球のアジアカップは22日、女子シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング6位の張本美和(木下グループ)は同1位の孫頴莎(中国)にゲームカウント2-4で敗れた。最強女王相手に接戦を演じ、中国メディアは「間違いなく今後の最大のライバルとなる」と張本を称賛しつつ、警戒心を強めた。
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中国メディア「新浪体育」は「孫頴莎4-0陳幸同。日本の16歳の若手張本美和の実力は陳幸同の上」との見出しで報道。世界ランキング4位に位置する陳幸同と孫の準決勝は「孫頴莎が4-2で日本の16歳の張本美和を下した試合に比べると、楽な試合だった」とし、孫と準々決勝で激闘を繰り広げた張本にも言及している。
記事では「日本の16歳の若手で世界ランキング6位の張本美和の実力は世界ランキング4位の陳幸同を上回り、中国女子シングルスにとっては間違いなく今後の最大のライバルとなる」と張本を警戒。「女子シングルス準々決勝の試合は見ている者の血圧が一気にあがるような試合だった」と続けた。
また、中国メディア「羊城晩報」は「卓球アジアカップ 孫頴莎4-2張本美和 孫頴莎が四強進出」との見出しで、張本戦後の孫の発言を報道。「今日の試合での張本美和のパフォーマンスは非常にすばらしかった。パリ五輪までの期間から最近まで、何度も試合をしているけれど、彼女は進歩の幅、可能性がとても大きい」と進化を続ける16歳に賛辞を送っている。
さらに「今日の試合でも、私の想像を超えるような球の処理の仕方が何度もあって、私にとって今日の試合はとても困難なものだった」と張本の進化に戸惑いを覚えたことを明かしつつ、「張本美和と対戦する時には、私も自分の状態を解き放つことができる」とライバル関係ゆえの高め合いができているとした。
同メディアのコメント欄では、今回の熱戦を受けて中国ファンから「孫頴莎はずっと抑えられている感じだった。張本美和に経験が足りないだけだと思った」「張本美和も負けたけれど、すばらしかった。進歩の速さは本当にすばらしいと思う」「張本美和は本当に末恐ろしいし、将来が楽しみだ」「心臓強くなかったら最後までは見られない」「とても見ていられなかった。最後まで見ていたら心臓がおかしくなっていたかもしれない」と多くの称賛が寄せられていた。
(THE ANSWER編集部)
