ラプターズでNBA優勝を経験したジェレミー・リン氏

　米プロバスケットボール（NBA）のグリズリーズと2ウェイ契約を結ぶ河村勇輝を絶賛したアジア系NBA選手の“先輩”に対する反響が広がっている。ロケッツやレイカーズなどで9季プレーしたジェレミー・リン氏が自身のSNSで河村との2ショット写真を公開。「君のスキルと偉大さは、紛れもなく、見ていて素晴らしいものだ」と敬意を示したことに、海外ファンから「レジェンドとレジェンドになる選手」「本当に最高だ」といった声が上がっている。

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　それぞれ腕を組み、河村と背中合わせに並んだリン氏。河村の肩に右腕を置きながら左手で指差すポーズも見せた。16日（同17日）に行われたNBAオールスターの現地を訪れ、下部組織Gリーグの球宴「Gリーグ・アップネクストゲーム」に出場した河村と対面したようだ。対談では笑い合うシーンもあった。

　リン氏は自身のインスタグラムに写真を公開。文面では「オールスターは、NBAのファンと、選手らの異次元な才能と努力を祝うものだ。今年戻ってきて一番のハイライトは、ユウキ・カワムラに会えたことだ」とつづった。

　さらに「BリーグでMVPを獲得し、オリンピックでは圧倒し、そして今やGリーグを騒がせている君のスキルと偉大さは、紛れもなく、見ていて素晴らしいものだ」と絶賛。「私たちの対談で、ユウキがファンをどれほど気にかけているか、そしてバスケットボール最大の舞台で彼らを代表したいという願望がはっきりと伝わってきた」とインタビューで感じた河村の思いの強さに言及した。

　これには海外ファンも反応。「本当に最高だ!!」「2人のクールな男たち」「レジェンドと次世代が！　ユウキ・カワムラはマグシー・ボーグスを思い出させるわ！」「2人のアジアの史上最高選手だ」「2人とも大好き!!!!」「レジェンドとレジェンドになる選手だ」「夢のチーム」「世界に彼の存在をもっと知ってほしいわ」「このインタビューはいつどこで見られるんだ」といったコメントが集まっている。

　台湾系米国人のリン氏は2010年にウォリアーズでNBAデビュー。ニックス、ロケッツ、レイカーズなどで9季プレーしたアジア系NBA選手の代表的存在だ。2019年にはラプターズでNBA優勝も経験。河村に対し、「君の恐れ知らずのプレーが大好きだ。そして、いつでも頼ってくれることを願っている。君らしくいてくれ。私たちは君を応援している！」とエールを送った。