Gリーグ・アップネクストゲーム

　米プロバスケットボール（NBA）のグリズリーズと2ウェイ契約を結ぶ河村勇輝が16日（日本時間17日）、下部組織Gリーグのオールスターゲーム「Gリーグ・アップネクストゲーム」に出場。ド派手なアリウープパスで会場を騒然とさせた。米地元紙は「派手なパスで魅了した」と絶賛。見事な連係で好パスを受けた選手も「彼はいつも俺のいるところをわかっている」と称えている。

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　輝きを放った。「チーム・ストリクトリー」の一員として先発出場した河村。センターラインの手前から下手投げでリング付近へロングパスをすると、空中でボールをキャッチしたプロウデンがそのままリバースダンク。アリウープパスの完成に、アリーナは熱狂に包まれた。さらにグリズリーズ傘下ハッスルでも同僚であるペレイラにも超絶アリウープパスを連発した。

　米テネシー州地元紙「コマーシャル・アピール」は「グリズリーズのユウキ・カワムラが活躍、アルマンド・バコットがGリーグオールスターゲームで優勝した」との見出しで記事を掲載。「ユウキ・カワムラ、マオジーニャ・ペレイラが見事なプレーを披露」「オールスターで、カワムラとペレイラのコンビネーションはシームレスだった。カワムラはハーフコートからのアンダーハンドのアリウープを決めるなど、派手なパスで魅了した」など持ち味を活かした河村を称賛した。

　記事では、両軍最多の14得点を挙げたペレイラの談話も紹介。「（カワムラが）いつパスをして、いつしないのかは分かっている」「彼は俺がいつジャンプをして、いつしないのかも分かっている。彼がパスをするときはいつでも、俺がそこにいると彼は分かっている。だから、オールスターとして同じチームにいるのは最高だ」と完璧な連係だったことを明かした。

　記事では「カワムラはショーのスターだった。パスだけでなく、ファンファーレでもだ。何人かのファンは、カワムラのグリズリーズやハッスルのユニホームを着て現れた。試合後には、カワムラはファンの群れに囲まれ、最後の去らなければならない時までに、できるだけ多くのサインをした」と河村のファン対応の様子も言及。コート内外での“主役”に一目置いていた。